今回も雨中の撮影がテーマです。雨の日の光のもとでは、彩度やコントラストのとぼしい平板な写真になりがちです。カメラ側の設定や撮影後のレタッチで彩度やコントラストを強めて、より印象的な写真に仕上げます。

別府の奥にある小さな池(神楽女湖)は、花菖蒲(しょうぶ)の名所です。6月下旬に鑑賞会が開催され、雨の中たくさんの見物人でにぎわいました。今回はその時の写真をお見せしながら撮影のポイントをお話しします。

雨の日は思ったより色合いが出にくいものなので、カメラの「彩度(*)」設定を強めにして、色の鮮やかさを増すようにします。露出補正は-0.3を基本としました。

*機種によって「彩度」の調整機能がついていないデジカメもあります。



雨に濡れた花びら。水滴がよく見えるように、フォトレタッチで少し「コントラスト」をアップし、「シャープ」をきかせました。



水滴が宝石のように輝いていました。よく観察して、できるだけ水滴がきれいに見えるアングルから撮ることがたいせつです。


これも雨の日でないと撮ることのできない光景です。





一列に並んだ傘の花がきれいでした






子供が二人で楽しそうに遊んでいました


アマガエルが数匹、写真を撮ってくれと言ってました

実は、この写真は同じカエルを違う方向から撮った、3枚合成です

 


じっとして動かないカエルたち






駐車場から会場までの道の両側に、アジサイが見事に咲いていました




Q: 今回は「彩度」を強めに設定して撮ったのですね?
暗い曇天の日や、雨天では色がきれいにでないことが多いのです。今回は菖蒲の花を撮るのが目的なので、色鮮やかなほうが映えると思いました。

Q: 「コントラスト」を強くしても色が鮮やかになるように思えますが?
撮影時には「コントラスト」は標準、「シャープネス」はいつも弱めにして撮ります。ここの設定を強めにすると、画像のエッジ(輪郭部分)が鮮明になりますが、あとからレタッチするときに、画像の荒れが目立ちやすくなります。そのための配慮です。

Q: “3匹のカエル”は、なにも言わなければ合成とは思えませんが、撮影時にこのような仕上がりイメージを想像して撮ったのですか?
一匹だけではさみしい写真になるので、合成するのもあるかな、程度の考えで撮りました。被写体のカエルのことだけ考えて一周してみました。



バックがぼけているので合成は簡単です。右の写真のカエルをメインにして、左と中央のものを重ねていきます。

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