今回の写真塾の題材は、梅の中でも大輪の花を咲かせる、豊後梅です。開花時期は遅く、ほかの梅が散った頃に満開になります。今年は数回通って豊後梅を撮りました。

photo1


バックに幹を入れて臨場感を出しています。何か判らないほどぼけてしまうと、また違った写真になります。


一輪の豊後梅ですが、バックに光を入れてムードをひきたてています。




photo2

梅はアップで絵になりやすい花ですね。そんなことで今回の写真はアップが多いのですが、写真の基本を考えるには適材だと思います。ここ2回は露出が写真の出来に大きく左右すると言いました。今回は「バックをよく見て撮ろう!」、「焦点深度を考えて撮ろう!」、という2点に注目して作品を見てください。


バックを大きくぼかし花を浮き上がらせています。
photo3

逆光線で花びらの透明感をだし、バックを大きくぼかして主題の花を浮かびあがらせています。
photo4

暗く大きくぼかしたバックが、淡いピンク色の花をひきたたせ、適正露出が質感をだしています。
photo5



photo6
2番目の写真と同様に、適度なバックのぼけが臨場感をだしています。

photo7
雄しべがきれいだと思って撮りました。ここに目がいくようにバックは整理してぼかしました。



今回は主題をひきたてるためのバックについて考えてみました。これからは被写体のちょっと後ろや、まわりを考えて撮影しましょう。




Q:

いずれの写真も大なり小なりバックをぼかし被写体を浮かび上がらせているわけですが、このボカし具合の強弱は、具体的にどのように調整しているのでしょうか。

A: 撮影時にすることは、一般的には「絞り」です。絞り込むとピントが深くなり開けると浅くなります。
  たとえば「絞り」の数字をより小さく設定すると、ピントが合う範囲は浅くなる。その範囲からはずれるほどボケて写るということですね。
  そうです。もう一つは広角にするとピントは深くなり、望遠にすると浅くなります。
  これはズームレンズの付いているカメラの場合ですね。「絞り値→小」「レンズ→望遠側」にするほど、ピントが合う範囲が前後浅くなる。逆にピントの合う範囲をなるべく広くしたいときは「絞り値→大」「レンズ→広角側」ですね。
Q: 撮影後、レタッチソフトでぼかしを強調する場合は、ぼかしたいところを選択して「ぼかし」フィルターを使うのでしょうか。それともレイヤーやマスクといった機能を使うのでしょうか?
A: Abbeyは通常はレイヤー複製して上の画像をぼかし、ぼかしたくないところを消しゴムツールで消して、下の画像を浮かび上がらせます。
Q: 仕上げに使うようにいわれる「アンシャープ」機能は、最後にかならず全体的にかけますか?
A: 時と場合によります。かけすぎない(強くかけない)ことがたいせつです。

   


Click Here!
Click Here!