冬の日ざしは太陽が低い軌跡で移動するため昼近くでも斜光線で、立体感のある写真を撮るには好都合です。今回は青空のもと、冬の海辺で撮影した人物写真をごらんください。


先月、冬の海岸に撮影に出かけました。この日は穏やかで薄日が差す絶好の写真日和でした。時間は午後1時過ぎなのですが、冬の時期はこんな時間帯でもかなりの斜光線できれいな写真が撮れました。設定は中央部重点測光、絞り優先(開放)、ISO感度100。露出補正だけはこまめに変えて撮影しました(カメラCOOLPIX5000)。
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  すべて露出補正なし。
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撮影の基本は、主題にピントが合っていること、見たままにきれいに写すことです。きれいに写すとは、良い露出で写すということです。




露出の測光方法には、画面のなかの写したいもの(主題)を測光するスポット測光や中央部重点測光、カメラが全体的な露出バランスを調整するバランス測光(分割測光)があります。より良い露出設定で撮るためには、前者の測光法でいろいろ実験してみるとよいでしょう。
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-0.3補正。白い波を強調させたいという意図から。
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-0.3補正。
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-0.3補正。

-0.3補正。
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+0.3補正。バックの明るい空の光を拾って、モデルが黒くつぶれないようにするため。

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露出の設定は光の状態や測光方法などで違ってきます。深く研究するには単体の露出計を使うことをおすすめします。露出計には入射式と反射式があります。カメラに内蔵されている露出計は反射式です。

今回のAbbeyの写真塾では、露出が写真の写りにいかに影響するかの問題提起に終わってしまいました。「露出」はきれいな写真を撮るためには避けて通れない問題です。各自で研究実験してみてください。



Q: 今回、写真によって微妙に(一段階)露出補正をしていますが、あとからレタッチソフトで調整することができるデジカメ撮影でも、その場での「露出」にこだわる必要があるのですか?

A: はい。レタッチで調節できる範囲は限られてると思ってください。わかりやすく極端な例ですが、白飛びしてるものはフォトレタッチではどうにもなりませんね。露出が良ければその部分に感光してるはずです。主題に露出が合ってることがたいせつです。

Q: カメラとは別に単体の露出計(フラッシュメーター)というものがあるのですね。ちなみに単体計によってどんな数値がわかるのでしょうか。その場の適正露出の「絞り」と「シャッター速度」の組み合わせがわかって、それをもとにカメラの設定を決めるということでしょうか?

A: そうですね。シャッタースピードを入力して測光すると、F値がでます。

Q: そういえばポートレート撮影でモデルのまわりでチカチカさせているあれですね。Abbeyさんは単体の入射式露出計をふだん使うことはあるのですか?

A: 入射式と反射式の両方の単体露出計をもっています。被写体のすぐそばまで近づける人物撮影の場合には、入射式露出計のほうが簡単に正確な露出測光ができます。撮りたい被写体の前で測光すれば、被写体の色が黒でも白でも計った数字で補正なしに見たままに写りますからね。反射式タイプは風景など被写体のそばに近づけない場合に使います。

 

ほとんどのコンパクトデジカメには「スポット測光」機能が付いていて、画面のなかの強調したい部分(主題)の露出を、より的確に測光するときに使うと便利な機能です。ただし、離れたところから反射した光を計測するため、逆光の影響や被写体の反射率の違いなどで、いつも正確というわけではありません。単体露出計の話がでましたが、露出を的確に把握し必要に応じて補正することが、良い写真を撮るうえでとてもたいせつだということです。

   

入射式露出計…被写体と同じ場所で、その場の光を受光面に直接当てて、見た目に近い自然な露出値(=「絞り」と「シャッター速度」の組み合わせ)をはじきだす機器。デジカメの内蔵露出計にくらべ、正確に計ることができる。

   
 

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