ちょっと前まで陽光で黄金色に輝いていた銀杏の木が、今度はイルミネーションをまとって夕暮れに輝きはじめました。今回の写真塾は、華やかなイルミネーションを生かしたポートレート撮影がテーマです。ストロボを補助光としてうまく使いこなせるかどうかがポイントです。
 

街の新名所になっているショッピングモール(パークプレイス)が華やかにライトアップされました。おなじみの少女ナナちゃんといっしょに撮影に出かけました。

ライトアップした背景をとり入れ三脚を使ってじっくりとポートレートを撮りたいところですが、人通りの多い商業エリアは撮影禁止のところも多いので、三脚を使わずにカメラに外部ストロボを付けてちょっと記念写真でも撮るような感じで撮影しました。(カメラ:COOLPIX5700)

撮影モードはプログラムオート(P)、夜の撮影なので感度設定は400が中心です。この感度で撮影時のシャタースピードは1/12〜1/30秒でした。Abbeyが手持ちで撮影できる限界で、当然なかにはぶれた写真もありますが、かまわずどんどん撮影しました。



これはISO感度200で撮影しました。まわりが明るいときは、できるだけるだけISO感度を低くして撮影しましょう。画質は感度が低いほどきれいです。




ストロボがちょっと強い感じです。まわりに反射物がないために光量が強くなりすぎたのです。こんな時には被写体に当たるストロボの光量を弱めるために後ろにさがって撮ったりします。


いずれもストロボ光を補助光として使い、背景にくらべて暗い人物まわりの明るさをおぎなっています。日中の逆光下でのポートレート撮影でストロボを発光させる日中シンクロという撮影法と同じです。ストロボの光量調整は−2.0と弱めに設定しました(カメラによって光量調整のできないものもあります)。


ここまで近づくとストロボの効果がよくわかります。
 
画像編集ソフトのフィルター機能のなかから、「RGBライト」の効果を加えてみました。



 
明るい店内ではストロボは使いません。まわりの迷惑にもなるので発光禁止にしましょう。

 
これもストロボなし。手前の丸いライトの色をもっと強調したかったのですが、するとバックが暗くなりすぎてさびしい感じになってしまいます。このぐらいでガマンしました。


 

  Q:

「シャッタースピード1/12〜1/30」で撮ったとありますが、この数字は撮影前にモニターで確認するということですか。

  A: そうです。今回は暗い場所での撮影なので、あらかじめ感度を高めの400に設定して、ぶれずに写せるシャッタースピードをなんとか確保しました。

   
  Q: ストロボの光量調整は-2.0と弱めに補正していますね。やはりその場の光の雰囲気をできるだけ生かすためのセッティングですか?
   
  A: そうです。日中シンクロと同じ技法です。私の場合、光量は弱めの−2.0を基本設定にしています。
   
    被写体にくらべて背景がかなり明るいようなとき、カメラの自動露出機能が明るい背景部分の影響を強く受て、手前の被写体が露出不足で暗く写るときがありますが、それをふせぐためにストロボ光を補助光として使うのと同じということですね。

   
  Q: 2番目の写真について「まわりに反射物がないためストロボが強く発光しすぎた・・・」とコメントしていますが、ちょっと考えると近くに光を反射させるようなものがあるなら、反射光も影響して強い光が被写体に当たってしまいオーバー気味になるような気がしますが?
   
  A: 今回使ったカメラにはストロボの光の強さをその場に応じて調整する機能が付いています。どのくらいの強さで発光するかは、、レンズを通ってきた被写体の反射光の量で決まります。被写体が小さかったりまわりに反射するようなものがないと、カメラはその場がかなり暗いところだと判断して、より強く発光します。