花や風景とちがって生き物はカメラを向けると警戒したり、意識したりして撮りづらいことがありますね。今回Abbeyさんが選んだ被写体は庭に居ついているノラネコの親子です。とくに子ネコは人慣れしている家ネコとちがって、なかなか近づけません。ネコに限らず警戒心の強い動物やカメラを意識する赤ちゃんなどの撮影にも参考になるでしょう。

 
今回の主役はわが家の庭に住みついている4匹の野良ネコたちです。親ネコはなついていてさわることができますが、子ネコたちは2メートルぐらいまで近寄ると逃げだしてしまいます。

この子ネコたちのように、ちょっと近づくと警戒して逃げ出したりするような動物を撮るときには、やはり高倍率ズーム機を使って、ちょっと遠目から撮影できたほうが有利です。そこで今回も光学8倍ズーム機を使っての撮影です。設定はプログラムオート、中央部重点測光。今回はなにも加工していないありのままのストレート写真をそのままごらんください。





晴れた日の朝9時すぎ。撮影時間は10分程度でした。




写真が生き生きしてるとすれば、朝の斜光線でネコの動きをとらえているせいでしょう。撮影スタンスは“猫の仲間になったつもりで撮る”ことです。


Q: 近所のネコをかわいく写したいけれどなかなかうまいきません。どうすればよいのでしょう、という質問が届きました。


  A: 抽象的でアドバイスのしようがありませんね(笑)。どんな写真をかわいいと思うのでしょうか、人によって感じ方は違いますからね。よく考えて自分がどんな写真を撮りたいのかをはっきりさせることが先決です。そしてそのシーン、一つひとつの撮り方を考えることがたいせつです。

   
  Q: こういう撮影でもやはり光線のことをちゃんと考えているのですね。

   
  A: “写真は光”ですから、できれば良い光線下で撮りたいですね。でもネコは勝手に動くのでよく観察して、グッドタイミングを逃さないようにしましょう。あまり慣れすぎたネコはそばに寄りついてきて、かえって撮りづらいこともあるし、その場その場で考える要素が多いと思います。とにかくたくさん撮ることです。