今回は花菖蒲の撮影に出かけました。場所は別府市郊外の高原にある小さな湖(神楽女湖:かぐらめこ)です。ここには70種類3万本あまりの菖蒲が植えられています。花が咲き誇るいまの時期には例年たくさんの見物客が訪れる名所です。今年は連日の雨でなかなか訪問の機会がありませんでしたが、何とかその日(6月25日)は晴れました。
訪れてみるとちょうど花も満開です。平地では32度を越す猛暑で高原に位置するこの湖はたぶんそれより5〜6度は低かったはずですが、それでも暑かった。現地に到着したのは午後2時ごろで、撮影条件としては最悪の時間帯でした。菖蒲の花も暑さでちょっとダレ気味で、見栄えの良いものを探すのに苦労しましたが何とか撮影できました。

菖蒲園入り口付近です。ウグイスの鳴き声と花菖蒲たちが歓迎してくれました。

入り口付近で見つけた花菖蒲です。はじめからこんな完成イメージを想像しながら撮影しました。フォトレタッチでぼかしを入れ、不要な部分は暗くつぶしました。撮影時の露出は明るい花の色合いがきれいに表現されるよう設定しました。

露出補正は、バックの状況や花の明るさによって、プラスにしたりマイナスにすることもあります。液晶モニターで撮影済みの写真を確認し、こまめに露出の具合をチェックしてみましょう。

「豊後富士」と称される由布岳を菖蒲園から望んだものです。

通路をバックに取り入れ、花菖蒲を浮き上がらせたものです。やわらかい光を醸し出すソフトフォーカス用のレンズフィルターを使ったような作品をイメージして撮影しました。

ボードや布などを持参してバックの雰囲気をつくるのも良いでしょうが、私はあれやこれや道具を持つのが実は苦手です。銀塩カメラでよく使っていたフィルターなどもデジカメ撮影では使いません。

当日携帯した撮影道具。フットワークよく撮るために所持品は最小限にしています。デジカメ1台と交換用電池を1、2セット。メモリーカードはかなり撮ってもいっぱいにならないよう、また万が一の故障などのためにある程度の枚数を持って行きます。そのほかの写真道具は持ち歩きません。

よい写真を撮るには構図に気を配る必要があります。けれどデジタル写真にはフォトレタッチという武器があるので、ある程度構図が決まったら、あまり細かな欠点を気にせずどんどん撮影しています。もっとも私の場合、三脚を構えて一カ所にじっとして撮るのが苦手なこともあって、動き回りながらよい被写体や構図を探すことに専念しています(笑)。

いずれの写真もとくにフォトレタッチで大きな脚色はしていません。とは言うものの作品として不用な部分は目立たないように暗くしたり、「トーンカーブ」機能で色合いを微調整しています。

Click Here!