今回はいまAbbeyが研究中のパソコンを使ったお絵かきを紹介します。とはいえもちろん写真をベースに、レタッチソフトの描画機能を使って加工します。お絵かきに使ったソフトはフォトショップ6.0です。
   ▲豊後梅

  ▲リンゴ



作例「豊後梅」の制作についてお話ししましょう。まずは素材にする写真を用意します。

加工するにしても花が主題となるので、ふだんの撮影と同様、花が適正な明るさできれいに写っているようなものを素材として選びます。



原画とした写真は、明るい青空のもとで梅の花の白さを強調するためにプラス補正します。

梅や桜の花を撮影する際、バックが明るいときは露出設定をプラス補正します。逆に暗めなときは補正なしか、白飛びしないようにマイナス補正することもあります。
原画

いずれにしても主題の部分がきれいに写るように露出をあわせることが大切です。幸いデジカメには液晶モニターが付いるので、撮影した写真をその場でチェックできます。慣れてくればモニターで露出の具合も判断できるはずです。



「豊後梅」の制作手順をお話ししましょう。

1.

レイヤーを複製する。
2.

前面のレイヤーを加工する。

3.

「消しゴムツール」で上のレイヤーをマウスでこする。

4.

下のレイヤーの花びらが浮かび上がってくる。



1. 描画用ブラシの種類と大きさを決める。

2. パレットの色を変えながら背景部分を描いていく。

[ヒストリー]表示は、加工プロセスの確認・やり直しができる便利な機能。




もうひとつの作例、「リンゴ」の制作工程をざっと話しましょう。



まずは主題がきれいに撮れている写真(原画)を用意します。きれいな光線のもとで適正露出で撮影すれば、レタッチも何もしなくても下の原画のように撮ることができます。
原画


1. リンゴの部分を範囲選択する。

2. 反転して背景部分を選択する。

3. 背景部分を加工する。

4. リンゴの表面に筆を入れる。

 


ブラシツールを使うとき、ペンタイプのタブレットを使ったほうが描きやすいのですが、最近登場している光学式マウスなら、ボール式よりスムーズにポインターが動くのでお絵かきにも結構使えます。

実際の絵画のようにいろいろな道具をそろえなくても、いつでも気軽に描けるのがパソコンによるお絵かきのいいところです。みなさんもぜひトライしてください。今回使ったフォトショップほどの機能がそろっていなくても、同様のお絵かきソフトでじゅうぶんに楽しめるはずです。